スギナ考①
葛の根と格闘しながら耕起作業をしていますが、更に厄介な存在はスギナです。スギの葉のような姿からその名が付けられたようですが、そこらにある普通の雑草ではなくシダ植物に区分されます。シダですので、花粉ではなく胞子によって受精されますが、その胞子を貯めて放散するのがツクシンボです。
ツクシとスギナとは地下茎で結ばれていて、 それぞれ胞子を司る茎と光合成を司る茎とが別に地上に伸びているという存在です。この地下茎がなかなかの難物。地下茎の一部が切れて地中に残っても、そこからまたゾンビの様に再生して来ます。耕しながら、地下茎の切れたのを一つずつ撤去する作業は面倒の極みですが、それもそのはず、三億年前からしぶとく、サイズを変えながらも今日まで生き長らえた一族の末裔でもあり(今より大気中炭酸ガス濃度が高かったその昔は、スギナの祖先は数十メートルもの高さがあった)、ホモサピエンス如きの新参者にあれこれ言われたくないと、彼等たちは思っているのでしょう。
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