都会の鉄砲水[2 ]
8月になりましたね。さらに暑くなるのでしょうか。
さて、全ての河川環境は千差万別、画一的な対応はもとより無理な話なのですが、川と人との折り合いを考えねばならないのは、平水時ではなく、増水時の対応であることを先ず認識することが必要です。なかには平水時でもリスクのある河川環境は存在しますが、多くの場合、住民が最優先に検討しなくてはいけないのは、増水時のリスクでしょう。
そこで考慮しなくてはならないのは、近年、鉄砲水のリスクがどんどん高まっているということです。河川の増水は、流域の雨量によって左右されるわけですが、この豪雨化、あるいは集中化が近年かなり顕著になってきていることを、その対応策を模索する場合、正しく理解する必要があるでしょう。
集中豪雨の要因の一つとして上げられているのが積乱雲ですが、これの一因として気温上昇あります。更に都市部に近い場所での雷雨/集中豪雨には、都市域のヒートアイランド現象が関与していることは否定できません。
気温上昇は日本列島全体にも当てはまる内容で、各地での降水記録や大雨の頻度は、年々高まっていることは明らかです。そして、これらの背景に地球温暖化があることは、学者先生がどう弁護しようが、素肌の感覚で否定しようがありません。
気温上昇と関連した異常な降雨が、日常的になってくるということは、すなわち日本の気象の座標軸が、次第に「亜熱帯化している」ことではないかと、小生自身は感じています。短時間の豪雨というのは、まさに亜熱帯地特有の荒々しいスコールを彷彿されます。
こういった雨の傾向値を推し量りながら、近年の河川増水のパターンを整理していくことが必要ではないかと考えています。


コメント
[1][2]両方読みました、
私も危惧してます。
せっかく人が川に戻ってきたのに、
残念でなりません。
安全は絶対が無いものですが、
今回の事例は特異的なものもあるかと思います。
私も水辺で遊んでいる1人として、
いろいろと考えないといけないと思いました。
ライフジャケットですかね、先ずは・・・・。
投稿: KAI | 2008年8月 1日 (金) 15時34分
>KAIさん
コメント有難うございます。
怖いのは先ず「川の危険についての知識がないこと」。
これについては現場での注意文言が必要でしょうが、
少なくとも雨→増水という図式は、引率者はきちんと
把握してから川に連れて行くべきでしょう。
小生自身あたりになると、怖いのは「慣れ」かも知れ
ませんね。自分の知見/体験だけに頼ってしまいがち
になるので、プラスαの事象に対しての備えが疎かに
なる危険があります。
自然に対しては、都会だろうが山奥だろうが真面目に
向き合わねばいけませんね。
…でもライフジャケットは、この時期は暑いですね。
投稿: duke | 2008年8月 2日 (土) 19時10分