« 森ボランティア | トップページ | 草木と時間軸 »

2009年6月29日 (月)

草木の生命

野菜作りの話には、あまり乗ってくる人が少ないのですが、花や庭木に関係する話になると、小生の周りでもけっこう好きな人が多いようです。彼らの話を聞いていると、程度の違いはあっても、大なり小なり「育てる」「増やす」ということに楽しさを感じているようです。
育て方や増やし方を考えるときに、先ずもって考える対象が『タネ』です。町の花屋で売っている苗は生きていて、生命活動を行っております。ところが、買ってきたタネには命が宿っているだけで、生命の営みはまだ始まってはおりません。買ってきても、タネを蒔かずに放っておくと、やがて、この小さな宿っている命は少しずつ消えていきます。発芽率は時間とともに低減していくのは、つまりそういうことです。何千年も前のタネから発芽するようなことも聞きますが、一般的な草花のタネはさほど長い寿命は持っていません。状態にもよりますが、早いものは数ヶ月で命の日は消えてしまいます。
タネを蒔くことは、すなわち、これらのタネに命を吹き込むという、極めて荘厳な営みに自ら参加できるのです。花屋で出来合いの苗を買ってきて、庭やコンテナに植えるだけでは、この快感は得られません。

« 森ボランティア | トップページ | 草木と時間軸 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 森ボランティア | トップページ | 草木と時間軸 »